今年中学3年生のお子さんを持つ友人・知人が多いせいか、あちこち
で受験の話をよく聞く。
我が家の子ども達は高1と中2なので、丁度今年は受験生が居ない。
でも、昨年の今頃は本当に大変だった

わたし自身はずっと東京に住んでいて、都立の受験はある程度分かって
いたが、埼玉県の受験制度が分からない

北辰テスト…なんてものを受けていないと私立の受験が出来ないとか、
学校によって前期試験の内容が違うとか、知らないことばかり!
その受験制度を理解するのも大変だったし、何より受験する本人
(つまりウチの息子)に問題が山盛りだったのだ~

ウチの息子はとても変わっている。謙遜でも何でもなく、ものすごく
普通と違う子である。
先ず、息子は中2の半ばから全く学校に行かなかった。いわゆる
「不登校児」というやつである。で、学校に行かずに何をしていたか
というと、明るく元気に都内にあるフリースクールに通っていた。
そのうち韓国へ短期留学し(もちろん中学に無断で)、夏にはフリー
スクールの子ども達と寝袋を担いで北海道へ旅に出たりしていた。
「今の教育制度はおかしい。教育基本法を見直すべき」と言って、
国会まで陳情に行ったりもしていた

いじめや不登校の問題が世間で騒がれはじめると、民放各局、NHK、
果てはフランスのテレビにまでインタビューされて出る出る。
トドメはNHKのドキュメンタリー番組で、千原ジュニアさんと一緒
に修行の旅(本当にロケに行った)に行ってオンエアされた。
こんな中学生が受験するというのだから、学校は「不登校児の公立
合格実績は無い」と反対するし、どこの高校なら受験させてもらえる
か分からない状態だった。授業に全く出てはいないが、成績はそれ
ほど悪くなかったので、私立なら入れるか…?などと思っていた。
が、当の息子は平然と「俺、県立に行く。」と宣言して受験。本当に
合格してしまったのだ。
今は1日も休むことなく、ごくごく普通に高校に通う息子。あの不登
校は一体なんだったんだ!?
そんな去年の大騒動受験からもう大分経ったんだな~としみじみ。
それにしても、この息子、何でこんなに変わった子に育ったんだろ
うか?と悩んだ時、「母親に似たんでしょ。」という多くの声が
あったことをわたしは未だに納得していない!!!
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